
撮影地は『京都場』さん
anstyleファーストビューの印象的な空間。
二条にある、大正時代に建てられた元引き染め工場です。 リノベーションされて今はギャラリーとして運営されています。職人の元住居である2階はホテルとして利用もでき、とても面白く美しい建物でした。
柱がたくさん並んでいるのは、反物を括り引っ張りながら吊るし染めるためで。
上部に位置を変え生地を乾燥させるので、天井も高くとられているのです。
撮影に取り掛かる際、サイトのコンセプトを具現化してくれる場所探しから始まりました。
現代的な雰囲気のなかに、伝統を感じる風景がちらり映り込む場所はないか。
京都には寺社仏閣やスタイリッシュなホテルは沢山あれど、同時に映り込ませるとなると難しい。そもそも撮影許可が取れるかさえ怪しい。
連日悩みぐるぐる近所を歩きまわってみたり、そしてある日『京都場』さんに出会えました。

長年の作業で染み込んだブロック塀や床の痕跡。
伝統を守ってきたものづくりの空間で、服のシルエットや質感が響きあう。
イメージのピースがぱちりと嵌り、鳥肌がたったのを覚えています。
光の美しさは、前回の展示会での照明具合をそのまま活かして採用しました。
手仕事の積み重ねが刻まれた現場は、職人である自身や想いを体現してもらえたようでもあり、当サイトのキービジュアルとして、こちら以上の場所は考えられなかったです。
当日親身にご対応してくださった仲野館主の温かいお人柄に触れ、あれから時折寄せてもらっております。
三条商店街の直ぐ側に、静かな時間とともに『京都場』さんは在ります。

